ステンレス1.5㎜厚の板同士を突き合わせて溶接します。
そこで、実際の溶接を目にした事のない方の為に、今回コーナーの処の溶接の動画を撮影してみました。
そうでもないですかね。(汗)
溶接した後を研磨すると、こんな感じになります。と前置きが長くなりましたが、今日は不動態皮膜の事について触れてみたいと思います。
不動態皮膜って?
実は、私も全然詳しく有りませんので、ごく簡単に説明させていただきますね。(^_^;)
ステンレスの中に含有されているクロムには特殊な能力が有ります。
クロムと酸素が結合することにより、ステンレスの表面に薄い膜が出来るそうなのです。
その膜の厚さはなんと、僅か数ナノメートルなんですって!
ナノってなんなの?(笑)
1nm(ナノメートル)= 0.000001 ㎜
ものすごく薄いんだなぁ、くらいしか想像出来ません。
その膜により、ステンレスが腐食から保護されているんです。
しかも、ステンレスに傷を付けたとしても、その傷の上に、直ぐにクロムが酸素と結合し、瞬時に膜が形成されて、腐食からまたもや保護されるそうなのです。
いや〜凄い。
クロムあっぱれです。
クロムの持つ驚異の力。
そしてそのような自然の恩恵を、私たちの先人がそれを発見し、この世に活かしているという事に、改めて感謝と尊敬と偉大さを感じます。
ありがとうございます!
さーて、明日も頑張りましょう!