お知らせ

投稿日:

muryoji

こんにちは。

5月になり、令和がスタートしましたね。

新しい時代が始まり、それに合わせて何か始めたくなる気分です。

一方、ゴールデンウィークも終わり、まだ少し休み疲れのある中、皆さん元気にお仕事されているでしょうか。

私は、GW中も、ほぼ工場へ足を運んでいました。

しかしせっかくの連休です。

GW最終日前日に、ずっと以前から気になっていた、串本にある無量寺というお寺へ行ってきました。

何故気になっていたかと言うと、江戸時代に、円山応挙という絵師がおり、その応挙の弟子の1人に、私と同姓の長澤蘆雪(ろせつ)と言う絵師がいました。

世間では、伊藤若冲が注目されて人気を博していると思います。

蘆雪は有名ではないと思います。

有り余る才能を秘め、師匠の腕をも上回っていたと言われる蘆雪が、津波で流され再建された無量寺へ、師匠である応挙の絵を携えて赴きます。

再建した暁には、襖に絵を描くと、住職と応挙が約束していた為です。

しかし応挙は歳を重ねていた事もあり、自身が赴く代わりに、若き才能ある弟子の1人に絵を託し、無量寺へ送り出したのです。

それが蘆雪です。

そして、再建祝いの為、蘆雪自身も虎と竜の絵を襖に描きました。

その襖絵は無量寺の本堂に飾られています。そうです、是非、それらの絵を拝見したかったからなんです。

とても貴重な襖絵です。

普段から、敷地内にある収蔵庫に、絵は納められています。

その為、本殿に飾られている襖絵は、レプリカなんです。

そして本物の襖絵ですが、参考までに申しておきますと、雨の日は、湿気の侵入を防ぐため、収蔵庫の扉は開ける事が出来ないそうです。

私が訪れた日は、快晴だったので、バッチリこの目で、堪能する事が出来ました。

ですので、もし興味が湧いて、本物を目にしたいなと思われた方は、是非晴れの日に足を運んでください。

蘆雪の虎と竜の襖絵は、本殿中央の東西に飾られ、各々が白虎と青龍の守神を表し、本尊は玄武の守神に例えられており、太陽を朱雀神と捉えて配置されているそうです。

粋な考えですよね。

竜虎の襖絵、まさに見事なものでした。

他にも薔薇や鶴、猿回しの絵などが飾られていました。

師匠である応挙の襖絵もありました。

全て圧巻の一言に尽きます。


暫しの感動の後、掛け軸や古代に使われていた鏃などの道具が展示されている部屋へ案内してもらい、そこで襖絵に関するビデオを鑑賞させていただきました。

ビデオを観ると、虎の絵には遊び心が隠されている事が分かります。

どういった内容かは、ここでは伏せておきますね。

その奇想で、自由な表現方法や逸話などを知り、実にユニークな人物でありながら、天賦の才能を如何なく発揮した天才だったのだなと感じました。

反面、その自由奔放な天才は、若干46歳の若さで亡くなります。

その経緯には才能を疎まれ、毒殺されたのでは?と。

写真をたくさん撮りましたが、虎と竜の写真だけは(本物は全て撮影禁止です。)撮りませんでした。

彼がこの世に残した素晴らしいあの絵を、いつまでも心に留めておきたかったからです。

そしていつかまた、あの襖絵を見に再び訪れようと思います。

CHROMES株式会社
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