お知らせ。
12月10日(木)~13日(日)に、大阪の八尾を中心に行われるオープンファクトリー、「FactorISM」に参加します。
30以上の異業種企業の各々の工場へ訪れて頂き、工場見学とモノづくりを体験してもらうイベントです。
なぜウチみたいなちっぽけな会社が参加するのか?
それは、勿論、弊社のオリジナルブランド、「KANAMO」を、色々な人に実際に見に来てもらえるかもしれないチャンスだと思い、なんにも無い工場ですが、エイヤッ!と参加をする事に決めました。
普段の本業は、別注装飾金物の製作加工をしています。
別注装飾金物?
主に店舗内外に使われている金属製のモノを作っています。
商業施設のエントランスドアや窓枠、看板、カウンターとか。
ハンガー掛けだったり、ショーケースだったり。椅子の脚やテーブルの脚とか。
たまに手摺を作ったり、天井パネルや壁に取り付けるパネルとか。
ツマミとかイベントの飾り付けとか棚とか。
その時々で全く異なるモノを作ります。
どうやって作るか?
勿論、金属を切断する機械や、繋ぎ合わせる溶接機、表面を仕上げるための道具など使うんですが、まあ、ニッパーで切り離してセメダインでくっ付けて作るプラモデルと同じ様な感じです。
精密機械や特殊な機械など工場では使いません。
部品を組み立てていく作業ですので、基本、身体を使えれば誰でもできる仕事です。
技術はそれぞれの器用さで一通りできる様になるまでの期間にバラつきはあると思いますが、続けていれば、誰でも技術が身につく仕事です。
組み方も人それぞれなんですよ。
組み方にある程度のセオリーは必要かもしれませんが、どんな順番でどう進めようが、ちゃんと形になれば大丈夫です。
ただし、失敗すると材料が無駄になったり残念な結果になる事も。
長年携わっていても、組み方にセオリーや固定観念を持ち過ぎると、思い込みから違う手段で進めて、途中からやり直ししたり最悪パーになってしまった!なんて事もたまに有ります。
そして大事なところは、仕事の出来が感情にも左右されます。私だけ?(笑)
楽しい時はスムーズにいくのに、気分が乗らない時は全然溶接がうまく行かないとか。
モノは作り手の鏡になるときも。
出来の良し悪しは心の良し悪し。
毎回心のあり方をも考えさせられる仕事だと
僕は思っています。
毎回がチャレンジで、出来上がるまでハラハラドキドキの連続です。
そんなことをいつも、八尾空港の近くのとても小さな工場で行っています。
もしよろしければ遊びに来てください。
カッコいい機械や道具など何も有りませんが、ワクワクする仕事の話とは出会えるかもしれません。
皆さんどうぞよろしくお願いします。